【メルボルン26日AAP】 VIC州のナップタイン首相は、2015年1月1日以降、メルボルン市内を走るトラムの乗車料金を廃止し無料とすることを発表した。観光客誘致の目的が背景にある。
対象となる路線は、議事堂近くのスプリング・ストリートからドックランズにあるエチハド・スタジアムの区間。またフリンダース・ストリートからラ・トローブ・ストリート間も対象。この計画では年間1億ドルの予算が見込まれているという。
政府は今年、トラムの第1区間の乗車料金を引き上げたばかり。来年からは、第1区間と第2区間をまたいで移動する際、第1区間の料金だけ支払うようになる。
ナプタイン首相は、新計画の下では第2区間の利用者は年間1200ドルをセーブできるとした。野党側は、新計画で得をする人がいれば損をする人もいると述べた。