【キャンベラ29日AAP】 オーストラリア国内の40~44歳の女性のうち、9人に1人が子宮内膜症を患っていることが、オーストラリア健康福祉研究所(AIHW)による調査で分かった。また25~29歳の女性では全体の7%となっている。
AIHWの同調査によると2016/17年度は、子宮内膜症に関連した症状で入院した人が3万4,000人に上り、このうち95%が医療処置を複数受けていた。処置内容は子宮内を検査する子宮鏡検査のほか、ポリープなどを取り除く手術で、患者には腹部の痛み、重い生理痛、出血、不妊などの症状がある。
連邦政府は昨年、子宮内膜症についての理解や認識を深めるため450万ドルの拠出を決めており、政府が子宮内膜症を対象とするアクションプランを立ち上げたのはこれが初めて。