【シドニー1日AAP】 2012年にシドニー市内で発生したイスラム教徒による抗議デモから発展した暴動に関して、この暴動に参加した男に対する裁判が開かれ、懲役6カ月の有罪判決を受けた。
モハメッド・イーサイ・イッサカ被告(44)は、暴動に参加し逮捕時に抵抗するなどした罪で起訴されていた。昨年11月に懲役6カ月の判決を受けたものの、その裁判が終わってから1時間後に控訴。一時釈放を認められていた。
同被告は、暴動時に警察によってあごを骨折され歯が欠けるなどしたが、警察を許しているとし、起訴内容に関して無罪を主張していた。
2012年9月、米国で作成された反イスラム系のビデオがインターネット上に出回ったことを受けて、イスラム教信者らおよそ500人がシドニー市内に集結し抗議デモを始めた。デモは警察が参加者らを逮捕したことで暴動化した。