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性転換後の性別 高裁が「不特定」認可

【キャンベラ2日AAP】   性転換手術を受けた男性の性別についてこの男性と登記所が争っていた件で、シドニー高等裁判所は、第3の性別として「性不特定」というカテゴリーを認めた。

ノリーさんは男として誕生したが、後に性転換手術を受け女性の体になった。NSW州出生・死亡・婚姻登記所は2010年、手術後のノリーさんの性別を「性不特定」として一旦認めたが、その後「男女以外の性別を認めることで混乱を招く」としてこれを撤回しようとした。ノリーさんは手術後、女性ホルモンの摂取を止めており「性不特定」として生きていくことを求めていた。このため登記所側が同件を裁判に訴えた。

2日、シドニー高裁では、「法律は男性でも女性でもない人を認め、“性不特定”として登記することを認める」と言い渡された。

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