【メルボルン2日AAP】 たばこ会社のフィリップ・モリスが、オーストラリアでのたばこ生産を停止すると発表した。180人の社員が解雇される。
同社は今年年末、メルボルンにある工場を閉鎖し、オーストラリアでの60年のたばこ製造に幕を閉じる。その理由として、国内産のたばこに対する新たな輸出市場の開拓を制限する政府規制を指摘した。また、国内のたばこ需要も長期的に減少していることも原因だとした。
米国企業である同社は1954年、海外進出の初の拠点としてメルボルンのムーラビンに工場を新設し、操業を開始した。だが年末の閉鎖後は、韓国の工場に移転される予定。