【シドニー3日AAP】 日本による南洋での捕鯨活動に対し、国際司法裁判所で禁止判決が下された件で、グリーンズのブラウン前党首は、反捕鯨団体「シー・シェパード」の役割はまだたくさんあると述べた。
ブラウン氏は2年間、同団体のオーストラリア支部代表を務めたが、今週になって国際司法裁の判決が下されたことを受け、1日に辞任を発表した。後任者として、グリーンズのケイト・フェアマン前NSW州議員が選出された。
ブラウン氏は3日のAAPのインタビューで、同判決の結果、シー・シェパードによる、海洋環境保護上の「巨大な」役割が消滅することはないと述べた。また、「日本、ノルウェー、アイスランドが北半球で捕鯨を行っていることは周知の事実」だと語った。
同氏は、オーストラリア支部の今後の焦点が、反捕鯨から違法漁業の摘発に移行するだろうと予想した。