【シドニー３日ＡＡＰ】　　　ＮＳＷ州南部のタスラ・ビーチで３日、地元ライフセービング・クラブに所属する女性が、朝の定期遊泳時にサメに襲撃され、死亡した。

クリスティーン・アームストロングさん（６２）は同日午前８時２０分ごろ、タスラ湾とタスラ・ビーチ間を２５０メートル泳いだところで、サメに襲撃された。目撃者らの証言によると、３～４メートルのサメが水面近くで発見された。アームストロングさんは、５～６人の遊泳者らと定期的な演習の最中だったが、皆から離れ、同湾に戻り始めた際に行方が分からなくなったとされる。

緊急当局は現在、同地区を捜索中だが、人体の一部が発見されたという報告がある。

これを受けて警察とライフセーバー団体は、タスラ・ビーチでの遊泳を控えるよう呼びかけている。タスラは人口数百人余りの小さな町で、同地区でのサメの攻撃は初めてだとされる。