【パース4日AAP】 インド洋に墜落したと見られるマレーシア航空機のブラックボックスを回収する捜索が、オーストラリアと英国の海軍艦艇により「ピンガー探知器」を使って始まった。
8か国合同による捜索チームを指揮するアンガス・ヒューストン退役空軍大将は、4日、オーストラリア海軍のオーシャン・シールドが、無人の海底探査車両を積載していることを明らかにし、英国海軍の調査船HMSエコーが、WA州海岸沖で海中探索を開始したと述べた。
しかし、航空機による捜索では、まだ正確に墜落したと見られる場所を特定するには至っていない。
ヒューストン退役空軍大将は、これまでに様々な浮遊物や残骸が衛星によって発見されたが、不明機のものではないことが判明したと述べ、衛星は貴重な情報源であり、海中探索も非常に助けになるとしたが、近いうちに捜索海域が縮小されるかどうかは明らかにしなかった。
4日の捜索は、最高14機の航空機と9隻の艦艇で、パースの北西およそ1700キロ沖の海上、およそ21万7000平方キロの海域で行われた。
ブラックボックスのバッテリーが数日のうちに尽きるが、一旦それが消失しても、海中で捜すことは可能だという。