【アデレード31日AAP】 豪児童福祉プロジェクト(Australian Child Wellbeing Project)のデータを元に行った調査によると、小学校で障害を持つ女子児童の半数以上が、いじめの対象になっていることがわかった。
8歳から14歳の児童4753人を対象にした調査によると、小学校の上級学年で、57パーセント以上の女子児童がグループから疎外され、うわさやヒソヒソ話、嫌悪感を向けられるなどの対象になっており、障害を持たない女子児童でいじめを経験したと答えた28パーセントに比べてかなり高い数値に上っている。
調査を行った南オーストラリア大学の教授は「Year 4からYear6の障害を持つ女子児童は、学校や家族からのサポートが少ない」とし、障害を持っていない女子児童よりもいじめへの対応がされにくいことを指摘している。