【シドニー7日AAP】 1980年代から90年代にかけて放送された人気ドラマ「Hey Dad!」に出演していた俳優が、子役の女児らに対してわいせつな行為をしたとして9つの罪で起訴されていた件で、シドニー地方裁判所で開かれた裁判の陪審員は、有罪の判決を言い渡した。
俳優のロバート・ヒューズ(65)は、1980年代初頭、「Hey Dad!」に出演していた女児(当時7歳)が寝ていた部屋に忍び込み、この女児に自分の体を触るよう強要するなどした。また別の少女(当時15歳)に対しても口づけをした後に「セックスをする場所を見つけなければ」などと言ったという。
裁判の中で被害に遭ったという元少女らは、ヒューズが行ったとされるわいせつ行為を詳細に証言した。しかしヒューズの方は一貫して起訴内容を否定してきた。ヒューズの支援者として長年の恋人とその間にいる娘も裁判に付き添っていた。
裁判は8日も引き続き行われ、陪審員らが有罪かどうかを決めることができなかった残る2件について審議を続ける。