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豪日が経済連携協定で大筋合意

【キャンベラ8日AAP】   貿易の自由化を目的に日本入りしたアボット連邦首相は、安倍首相との首脳会談で、自動車や牛肉などの関税を緩和する方向でほぼ合意したと発表した。両国の経済連携協定(EPA)に関する協議は7年前の2007年に始まった。今回の合意で、オーストラリアと日本は両国の貿易において新たな歴史的一歩を踏み出した。

合意に達したEPAの大まかな内容は、日本側はオーストラリア産の牛肉及び乳製品に対する関税を大幅削減。冷凍牛肉で現在の関税率38.5%から将来的に19.5%まで引き下げられる。また、缶入り食品(トマト、桃や梨といった果物、野菜ジュース)の関税が廃止される。

一方、オーストラリア政府は、日本製の大型家電気製品や電機機器、自動車などの関税を削減する。これにより輸入日本車の平均的な車で価格が1500ドルほど安くなる。

アボット首相は日本滞在中、安倍首相からプライベートな形で夕食の招待を受けた。アボット首相は安倍首相へのお土産として、安倍首相の祖父の岸信介元首相が1957年にオーストラリアを訪問した際の写真をプレゼント。安倍首相は「母がとても喜ぶ」と嬉しそうに答えた。また、妻の昭恵夫人には、在オーストラリアの日本人ファッション・デザイナー、アキラ・イソガワ氏のスカーフを贈った。

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