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大型サイクロン、QLD北部を直撃か

【ケアンズ9日AAP】   最高時速240キロの強風を伴うサイクロンが11日、QLD州北部を直撃する可能性がある。その規模は、3年前の「ヤシ」以来になると予想されている。

同サイクロン「アイタ」は現在、陸地から約800キロの沖合を進行中だが、10日早朝にはカテゴリー4にまで成長する見込みだ。また11日夜にはクックタウン北部の海岸を通過すると予想されている。

同州では3年前、カテゴリー5の「ヤシ」に見舞われ、35億ドルの損害や観光収益への多大な打撃を受けた。ヤシは、アイタの予想通過地点から南に約1000キロの地点を通過し、猛威を振るった。

気象庁の発表によると、今回のアイタはヤシほど風力は強くないものの、ヤシ以来最大のサイクロンとなる可能性があるという。

ケープヨークの80%の地域を管轄するクックシャーのピーター・スコット市長は、アイタが過去数十年間で最悪の暴風雨になりかねないと述べた。また、「住民らは準備を整え、安全な避難場所を確保する必要がある」とした。なお食料や燃料については、供給量が良好なことを強調した。

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