【ブリスベン4日AAP】 QLD州政府は、飲酒運転の規制をさらに厳格化する方針を明らかにした。過去に飲酒運転で懲罰を受けたことのあるドライバーに対し、自分の車に取り付けたアルコール検知器で呼気検査を行い、合格しなければ車両のカギが開かない仕組みを導入するという。
新たなプログラムは、血中アルコール濃度が0.10~0.149までの中程度の飲酒運転者に適用される。QLD州のベイリー主要道路相によると、飲酒運転で死亡した人は昨年63人に上っており、前年の43人を上回っており「受け入れられない」と話した。
QLD州内では、全体の4分の1以上が中程度の飲酒運転で、飲酒していない人に比べて衝突事故を起こす確率は20倍となっている。中程度の飲酒運転で懲罰を受けたドライバーは、呼気テストで一定期間にわたり飲酒しないで運転したことが確認されるまで探知機を設置する。一方、探知機を設置しなければ、免停期間が現在の2年から5年に引き延ばされる。