政治

「退職年齢は70歳を視野に」財務相

【キャンベラ13日AAP】   ホッキー連邦財務相は、ジェネレーション・エックス(GX)世代は、70歳まで就労できるように準備する必要がある、と語った。

前労働党政権は、退職年齢を2023年から、現行の65歳から67歳に引き上げるとしたが、ホッキー財務相(48)は13日、ABCテレビで、「われわれの世代は、退職年齢の引き上げにより、70歳まで働く心づもりをする必要があり、もう3年間働き続けなければならない」と述べた。

また、平均寿命も延びていることから、老後の資金の準備が必要で、政府の財源など年金制度の見直しや、国民の老後の生活設計について検討する必要があるとした。

一方、野党のバーク影の財務相は、退職年齢の引き上げは、特に退職年金基金(スーパー)の積み立てが少ないブルーカラー労働者にとって、身体的にも厳しいものがあると指摘し、年齢引き上げは、アボット政権の選挙前の公約違反だと批判した。

(注)ジェネレーション・エックス世代は、35歳から49歳の世代で、440万人、全人口の21%を占める。

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