【キャンベラ13日AAP】 アボット連邦首相は13日、北アジア諸国歴訪を終え、予定通りのスケジュールで帰国した。
アボット首相は、帰国後に発表した声明の中で、「今回の周遊の効果は非常に高かった。オーストラリアにとって重要な結果を得た一週間だった」と述べた。
最初の訪問国だった日本で、アボット首相は安倍首相と共に、7年に及ぶ協議が展開された経済連携協定(EPA)で、オージービーフや野菜・果物などに対する関税率の引き下げ・撤廃の合意を得た。次いで訪れた韓国でも、オーストラリアと韓国は自由貿易協定(FTA)で合意に至った。
最終訪問国の中国では、失踪から1カ月以上が経過したマレーシア航空機に関して、捜索活動の最新情報を提供すると共に、今後もオーストラリアは全力を挙げて捜索活動に協力すると明言した。同機に搭乗していた乗客のほとんどは中国人だった。