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インド洋のゴミ、失踪機捜索で明るみに

【パース14日AAP】   インド洋で展開されているマレーシア航空機の捜索で、捜索機や衛星が発見した浮遊物が実は「ゴミ」だったという報道が幾度となく伝えられたが、今回の件でインド洋がいかに汚染されているかが注目されるようになった。ある環境保護団体の調査によると、インド洋は世界で最も汚染された海のひとつだという。

米国に拠点を置く環境保護団体「5Gyres」が行った、世界の海に浮かぶゴミの予測量に関する調査では、最も汚染されている海は、北太平洋、大西洋、そしてインド洋だという。

同団体の共同創始者であるエリクセン氏は、世界の環流や海流を調べ、また自身で航海に出て海に浮かぶゴミの状況を調べた。

同氏によると、海のゴミは商業船舶が残していく部品や災害で流されたものなどがある。「数カ月前にフィリピンを直撃した超大型ハリケーンでは大量のゴミが出た。また2011年の東日本大震災でも、津波発生から1年半後にハワイで畳や靴、歯ブラシなどが発見された」と述べた。

エリクセン氏は、失踪したマレーシア航空機の捜索活動に関するニュースが連日報道される中で、インド洋には大量のゴミが浮かんでいることにも注目が集まっていると話した。

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