【キャンベラ16日AAP】 汚職撲滅独立委員会の調査により、3000ドル相当の高級ワインを収賄したとされるオファレルNSW州首相が16日、突然辞任を表明した。
同氏は1995年に同州の議員に初めて当選して以来、政治家としての倫理について熱心に語ってきた。また、汚職など一切ない政治家として長年の間、ライバルの労働党政権の各種スキャンダルの反対側にいる人物として見られてきた。その結果、2011年の州選挙で、大勝利を勝ち取った。
同州の43代目州首相として選出された同氏は、就任直後に連合政権の議員らに対し、「独善やスキャンダルの余地はない」ことを強調した。そして今、自身のスキャンダルが明るみになったことで、即座の辞任を決心したようだ。