【シドニー8日AAP】 べレジクリアンN S W州首相は、シドニーのクラブやパブなどの営業を制限する法律「ロックアウト法」を緩和させる計画をしているが、治安を維持したい人々からは批判の声が上がっている。
べレジクリアン州首相は、ロックアウト法を緩和し、シドニーの夜間のビジネスを活性化する時期が来たとし「シドニーはオーストラリアで唯一のグローバルシティー。ナイトライフを活性化する必要がある」と述べた。
シドニーCBDの歓楽街のクラブやバーで、午前1時半以降の入店や再入店が禁止だったのが撤廃されるという。
同法律は、酩酊状態にある男に一発殴打されたトーマス・ケリーさんやダニエル・クリスティさんが死亡した事件を受けて、2014年から施行されていた。
しかし、同州の救急隊員たちを守るKeep Sydney Safe活動のスポークスマンは、法律の緩和は救急隊員たちへの安全を脅かすものだとして反対の意を表している。