【シドニー20日AFP】 米国の地質調査所は、パプア・ニューギニアで19日午前11時30分(豪東部標準時)、マグニチュード7.5の大きな地震が発生したと発表した。
また、この地震による津波警報が、ハワイに拠点を置く太平洋津波警報センターによって、パプア・ニューギニアとソロモン諸島に発令されたが、後に津波警報は解除された。
地震の震源は、ブーゲンヴィル島パングナの町の南西75キロメートルで、深さ30キロメートルと地質調査所では発表している。
さらにマグニチュード5.6の地震がおよそ20分後に、同じ地域を69キロメートルの深さで発生したと、地震学者は明らかにした。
このような大きさの地震はパプア・ニューギニア一帯では一般的で、いわゆる太平洋の「リング・オブ・ファイヤー」(地殻プレート間の摩擦による地震活動によるホットスポット)に位置しているためだ。
昨年2月には、ソロモン諸島の遠隔地の町ラタが、マグニチュード8.0の大地震により、猛烈な津波に襲われて、少なくとも10人の死者を出し、何百もの家が破壊され、数千人が家を失っている。