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職人のケイ肺症が急増 VIC州規制強化

【メルボルン11日AAP】  VIC州で今年5月以降、24人の石職人がケイ肺症と診断されていたことが最新の調査で明らかになった。ケイ肺症はシリカ塵を吸入することで呼吸困難などを引き起こす。VIC州は先に石が乾いた状態で切断することを禁止するとともに、州内の石職人1,400人を対象に無料の診断を行っている。

 

VIC州のヘネシー司法長官は、数か月間のうちに24人がケイ肺症と診断されたことについて「極めて遺憾だ」と述べた。また、診断を受けた349人のうち69人は精密検査が必要となっている。

 

ケイ肺症は人工石製のキッチンの調理台などを乾いたまま切断した際、シリカの粉塵を吸い込むことで発症する。吸い込んだ粉塵で肺が傷ついたり呼吸困難に陥ることから、VIC州では先週から、乾いた状態のまま石を切断することを禁止する規制が導入されている。

 

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