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ウールワースで購入?キノコで中毒症状

【キャンベラ26日AAP】   ACT(首都特別地域)の保健局では、猛毒のタマゴテングタケの中毒症状と見られる3人の患者から、キャンベラ市内のスーパーマーケット、ウールワースで購入したとみられるキノコの調査を開始した。

同じ家庭の3人の患者が48時間内にキャンベラのカルヴァリー病院に運ばれ、タマゴテングタケの中毒症状を示したが、現在は3人とも安定した状態にある。

3人の話しでは、4月17日かその前後に、キャンベラ郊外ディクソンにあるウールワース・スーパーマーケットでキノコを購入したという。現在、保健局ではキノコの産地を調査している。

最近のACT内におけるタマゴテングタケの中毒報告はなく、保健局ではほかに広がる心配はないと見ている。

2012年にキャンベラで、野生のタマゴテングタケの料理を食べた男女二人が死亡し、他の二人も中毒症状を現したが、回復したという事件があった。

保健局では、毒キノコと他の食用のキノコを見分けることは非常に難しく、野生のキノコには手を出さないようにと、警告している。

タマゴテングタケは元々ヨーロッパに自生しているものだが、世界中に広がり、キャンベラ、メルボルン、アデレードで見つかっている。見た目は中華料理で使われる一般の食用のキノコに似ている。

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