【シドニー２８日ＡＡＰ】　　　水泳の元五輪選手でメダリストのジェフ・ヒューギル（３５）が、競馬場で妻と一緒にコカインを使用した容疑で逮捕された。２人の弁護士は今のところ夫妻は事件に関してコメントしないとしている。

２６日、シドニーのランドウィック競馬場で、ヒューギルと妻のサラ・ヒルズ（３０）は、２人連れだって身体障害者用のトイレに入ったところを監視カメラで確認された。警察は２人から少量のコカインとみられる白い粉を押収した。

違法薬物所持で起訴されたヒューギル夫妻は、来月１４日、ウェーバリー簡易裁判所に出廷する。

バタフライの元世界記録保持者でもあるヒューギルは、２０００年のシドニー五輪で銀と銅の２つのメダルを獲得。その後、過食やうつ病などに悩まされたが、２０１０年、インドで行われたコモンウェルスゲームズで金メダルを２つ取り、華々しいカムバックを果たしたとみられた。しかし、その２年後のロンドン五輪では出場を逃した。

現在、２人の小さい娘と妻と共にシドニー郊外ダーリングハーストに住まいを構えるヒューギルは、起業家として会社経営を行う傍ら、講演会や自身が考案した体重管理プログラムのプロモーション活動を行っている。