【ダーウィン14日AAP】 NT準州の刑法で、労働災害の死亡事故に関する法律案が出されており、国会で承認を受ければ今年の終わりから施行されることが明らかになった。
法案が可決されれば、労働災害の死亡事故で、経営者の怠慢行為が認められた場合には、あらゆる事業主に対して同等の法的責任を問うことができる。
ナターシャ・フィレス法務長官は、同準州では労働災害によるケガや死亡事故率が長い間高かったとし「法律が制定されれば、安全な労働環境を確保することができ、怠慢な経営者に通告することができる」と述べた。
現在の法律では、労働災害による死亡事故は個人単位でしか起訴ができず、最高で終身刑が科せられている。