【シドニー29日AAP】 アルゼンチンで発生した強盗射殺事件で、被害者は当初オーストラリア人男性と報じられていたが、ニュージーランド人男性であることが確認された。
28日(現地時間)、メンドーサ市内にある公園で、ニュージーランド人のニコラス・ヘイワードさん(31)とオーストラリア人女性、またフランス人男性も共に歩いていたところ、強盗が3人の物品を奪おうとした。ヘイワードさんは犯人ともみ合いになり、最終的には地面に叩きつけられたところに銃弾を受けた。
ヘイワードさんが宿泊していたホテルの従業員は、「彼らは公園を歩いていたところを襲われた。この辺では今回のような事件は起きたことがない」と述べ、ホテル関係者らもショックを受けているとした。
ニュージーランドの外務貿易省が提供する「セーフ・トラベル」ウェブサイトでは、アルゼンチンでは過激な強盗犯罪が深刻化していると指摘している。犯人に刺激を与えないためにも襲われた際には抵抗しないように、と呼びかけている。