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カンボジア、豪難民政策案を大筋で容認

【キャンベラ30日AAP】   ナウル島にあるオーストラリア政府の亡命希望者用の収容施設の移転について、カンボジア政府は大筋で受け入れる意向を示した。だが同移転案は、オーストラリア国内で論争の的になっている。

カンボジアの外務省高官は首都プノンペンで29日、確定はしていないものの、収容施設を受け入れる余地があると述べた。また、特別委員会を結成して、同案の検討を開始したとした。

これについてオーストラリアの人権問題専門のデービッド・マン弁護士は、「カンボジアは難民の再定住先としては不向きであり、世界の最貧国のひとつでもあり、人権上の過去の実績も最悪レベル」だと批判した。

同弁護士は、前労働政権によるマレーシアとの人間交換協定について、最高裁への上訴を成功させたことがある。だが、カンボジア協定に対する法的な異議申し立ての見込みについては発言を避けた。

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