【シドニー30日AAP】 今年1月にダボーのタロンガ・ウェスタン・プレーン動物園で産まれたガラパゴスゾウガメの卵のうち、2個が孵化したと30日に発表された。
飼育員の話によると、ガラパゴスゾウガメが完全に成長するには、孵化から25年間かかり、寿命は最高で150歳という。また孵化したての赤ちゃんガメは、すでに大人のカメとそっくりな姿をしているが、大きさはその3000分の1以下だという。
今回孵化したのは2匹だが、5歳程度に成長するまでは、性別が判断できない。大人のカメ用の柵に入れるにはまだ小さすぎるため、現在は人工的に作り出した熱帯気候環境で暮らしている。1年半後、オーストラリアで初めて生まれた3歳の別のガラパゴスゾウガメと一緒に暮らす予定。