政治

疑惑の州議会議員が次回出馬を断念

【ブリスベン2日AAP】   QLD州議会のデイビッド・ギブソン議員は、神経衰弱のため来年の州議会選挙には出馬しないと発表した。

ギブソン議員は先週、自分の選挙区の政敵が同議員の過去について詳細を暴露した後、議会の倫理委員会の委員の職を辞したばかり。

ギブソン議員は過去の過ちを認め、1999年にある嫌疑を受けたが有罪判決は受けてはいないと語った。しかし、そのことで肉体的および精神的な苦痛を受けたという。

また、この2年間、脅迫と恐喝を受け続け、さらに過去について詳細を明らかにした政敵のスコット・エルムズ氏に対する名誉毀損の裁判を開始した。

同議員は、2日、「今日の午後、私は精神科医の診断を受け、私が神経衰弱の状態にあることが確認された」との声明を発表し、「現在、健康回復のために病気休暇を取っているが、次回の州議会選挙には出馬せず、政界から身を引く」と述べた。

ギブソン議員は2006年の選挙に候補者として選出されたが、その時は自らの過去を明らかにはしていなかった。ニューマン州首相は、1カ月前にそれらの事実を知ったと言う。

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