政治

失業手当支給開始年齢を3歳引き上げ?

【キャンベラ3日AAP】   連邦政府は失業手当の支給開始年齢を、現行の22歳から25歳に引き上げるのではないかとの見方が出ている。

ジ・オーストラリアン紙によると、政府の新年度連邦予算案の発表を前に、さまざまな予算の削減が憶測されているが、失業手当(Newstart Allowance)の支給も、現在は22歳になった時点で申請できるが、それを3年後の25歳からにすることで予算を削減しようとするもの。

25歳未満の場合は、その代わりにYouth Allowanceを申請できるが、その場合、隔週で失業手当より約100ドル少なくなる。

また、Youth Allowanceの場合、学校を卒業しても申請には半年の待機期間を課すことで、それを待たずに仕事に就く若者が多くなるのではないかと期待する向きもある。

いずれにしても5月13日に予定されている新年度予算案では、失業手当に関して大きな変更があるのではないかと言われている。

連邦財政監査委員会では、中高年の失業者は若年者よりも多くの失業手当やその他の手当を受給しているが、それを同じ金額にするよう提言している。

政府は就労者を増やし、社会福祉手当の受給者を減らす方針で、「働くか、学ぶか(のどちらかだ)」というスローガンを打ち出している。

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