【メルボルン5日AAP】 国内4大銀行のひとつであるウエストパック銀行は5日、上半期のキャッシュ利益が37.7億ドルと記録的なものになったことを発表した。
同銀行が発表した今年3月31日までの半年間における純利益は36.2億ドル。一年前の32.9億ドルから上昇した。ウエストパックのケリー最高経営責任者は今回の結果について、最近になってヨーロッパ経済に回復の兆しが見え始め、米国も経済成長が目標に向かいつつあることが背景にあるとした。
オーストラリア国内でも、家計支出の伸び率が上昇し、不動産分野も低金利を受け好調な状態が続いていて、建設分野も今後数年にわたり経済活動が活発になることが見込まれている。
一方で、金利マージンは低下。同時期の純金利マージンは8%減の2.11%となった。これは専門家の予想を裏切るものだった。ANZ銀行も先週、純金利マージンの低下を発表したばかり。