【シドニー6日AAP】 オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は、6日に開いた月例の理事会で、政策金利を2.5%のまま据え置くことを決定した。大方の専門家の予想通りだった。
スティーブンス総裁は声明の中で、RBAは現在の金融政策で持続的な経済成長を実現しつつあり、インフレ率もRBAが目指す2-3%の範囲内で推移しているとした。また、今年前半において中国経済が鈍化していることを指摘しつつも、他国で経済が回復しつつあると述べた。
また同総裁は国内の雇用市場に関して、少々不安定な部分がみられ、失業率が回復するまでにはまだしばらく時間がかかるであろうとした。さらに、オーストラリア・ドル高が続いていることも指摘した。