【メルボルン18日AAP】 VIC州のアンドリュース首相は18日、同州の独立賃金労働機関が2020年半ばまでに同首相の給与を11.8%引き上げ、42万2,562ドルとする裁定を下したことについて、これを受け入れる考えを示したことが分かった。同首相の給与はこれにより、国内の州と準州の首相として最も高い額となる。
アンドリュース首相は17年前に政界に入った当時から、政治家が高収入を得ていることは理解しているとした上で、「だからこそ、コミュニティが自分に託した信頼に報いるため、毎日毎分を無駄にしないよう務めている」とコメントした。
一方、VIC州労働組合は公共セクターの労働者たちの昇給が2%なのに対し、首相の昇給率は高過ぎるとしてダブルスタンダードだと批判した。これに対しアンドリュース首相は、自身の昇給について昨年の選挙前に約束したように、裁定機関が判断したもので関与していないと強調した。