【シドニー14日AAP】 13日夜、連邦政府が発表した来年度予算案に関して、NSW州のベアード首相は、同州に大きな打撃を与える内容だとし、連邦与党と同じ自由党でありながらも不満をあらわにしている。
来年度予算案では各分野への出費が大幅に削減されている。ベアード首相は、保健・教育分野において今後10年間、800億ドルの予算削減について、「州政府が対応できる問題ではない。支持できない」として、今後、キャンベラに向かい連邦政府と協議する意向を示した。
一方で、インフラストラクチャーに15億ドルを計上していることを歓迎。特に今後、第2空港建設などで開発が進むシドニー西部などが恩恵を受けることになると述べ、州全体に好影響をもたらすであろうと話した。