【アデレード21日AAP】 SA州では初のサッカー専門学校が設立することになり、同州の学習プログラムに参加する先住民アボリジニの高校生らが、サッカー選手育成の道ができることを喜んでいる。
SA州政府は、2年間に渡り10万ドルの予算を組んでアボリジニのサッカー専門学校を設立することを表明しており、若いアボリジニ生徒らの教育成果の場を広げるために尽力しているとスティーブン・マーシャル州首相は述べた。
同州のアボリジニ・セカンダリー訓練学校(SAASTA)に所属する生徒は、州教育終了資格(SACE)の一部として、サッカープログラムに参加することができる。
専門学校は2020年2月に開校予定で、週に1回行われる。カリキュラムには、ライフスキルとして栄養学や金融知力なども含まれる予定という。
同専門学校の大使を務めることになるアデレード・ユナイテッドの元キャプテンであるトラヴィス・ドッド氏は「16年間アボリジニのサッカー選手としてプレーしてきたが、アボリジニの選手はごくわずか。スポーツと学校教育の両立は重要。若い人にもっと活躍してもらいたい」と述べた。