【キャンベラ14日AAP】 ナイジェリアで200人の女子生徒を拉致したイスラム過激派「ボコ・ハラム」について、オーストラリア政府はテロ対策法のもと、テロ団体として正式認定し、制裁措置を取ると発表した。
ボコ・ハラムは生徒拉致のほか、最近起こしたテロ行為の際に300人を殺害している。
アボット首相は14日に生徒拉致事件について、全世界が恐怖のあまり愕然としていると述べた。また、「ボコ・ハラムをテロ組織とした禁止プロセスを開始するため、手続きを踏んでいる」とし、米国、英国、カナダ、ナイジェリアといった国際パートナー国の意思に準拠した形で、今後行動していくと述べた。
オーストラリアの法律のもとでテロ団体だと認定された場合、同団体への所属が違法とされ、資金、物資、支援のあらゆる提供も処罰の対象となる。