【シドニー15日AAP】 NSW州の刑務所の服役者数が急増しており、このまま増加し続けると現行の刑務所システムでは対処できなくなる恐れがある。
犯罪統計調査局の最新の報告書によると、現在の増加率が継続した場合、2015年までに成人の服役者数は17%増加する見込みだ。
同州の服役者数は今年3月、史上最高の1万741人を記録した。2012年9月から13%の上昇だ。
報告書によると、これは逮捕件数の増加によるものだという。有罪判決を受けた者は刑務所で受刑する場合が多いが、同局のドン・ウェザーバーン局長は、政府が軽犯罪者に対する禁固刑以外の処罰を検討する必要があると述べた。
また、報告書は先住民の成人服役者の割合が高いことも指摘。2012年9月から2014年3月までの増加率は、非先住民グループが10%だったのに対し、先住民グループは18%だった。一方、未成年の場合は逆に、先住民グループは4.4%減少したのに対し、非先住民グループは15.9%も上昇した。
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