【キャンベラ15日AAP】 ショーテン野党党首は15日夜、政府予算案への返答演説を行った。アボット政権による増税や支出削減の厳しい予算措置に全面的に戦っていくことを表明した。
労働党は、予算案の中にある大学の授業料の規制解除、メディケアの患者共同負担、燃料税の増税、高齢者年金や失業手当の規制強化などに反対している。また学校や病院への800億ドルの支給削減についても、州政府に代わって反対運動を行うとした。
野党党首は演説の中で、アボット政権初の政府予算案が連邦議会を分断しただけでなく、国家全体を分断したと述べた。また、架空の経済的危機に基づく嘘の上に成り立った公約破りの予算案だと称した。
労働党前政権の業績は、低インフレ、低金利、主要先進国の7分の1の負債総額、AAA信用格付け、100万人近くの雇用創出など。