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DV被害対策の見直しを、VIC州野党

【メルボルン17日AAP】   11月に予定されているVIC州議会選挙を前に、VIC州労働党は、州選挙に勝利した場合、家庭内暴力(DV)に関する王立諮問委員会を設置すると発表した。

VIC州のアンドルーズ野党党首は、17日の州労働党大会で、「DVは、家族を殺し、命を落とし、誰にでも起こりうる、今や国家的非常事態だ」と述べ、DVに対する現行制度は破綻しているとした。

同党首は、2月に実父によって殺された11歳のルーク・バッティー君の事件に触れながら、DVに関する王立諮問委員会を設置して、現行制度を検証すべきだとした。

VIC州では今年に入って15人の児童が死亡しているが、うち12人はDVが原因だとされている。そのうち警察が事件として調べたのは40パーセントだ。

DVの被害者は、終りのないウェイティングリストと、資金不足のサポート・ネットワーク、警察の圧力で、介入命令も“何の効力もない”という。

王立諮問委員会は、刑法、矯正制度、裁判制度、サポート体制や、医療制度、飲酒・薬物対策、避難所、警護態勢などを調査するとしている。

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