【メルボルン23日AAP】 メルボルンで過去1か月、イチゴに針が混入しているのが2件見つかった。警察が捜査中だ。
8月25日、フェアフィールドの店舗で購入されたイチゴから針が見つかり、9月10日に警察に通報があった。22日にはエルサムのスーパーマーケット「コールズ」で購入されたイチゴから針が見つかり、23日に通報された。コールズは、イチゴ生産農家と連携して出荷前に検査を行う措置を取る方針を示した。
VIC州警察は、「食品の汚染等は最長で懲役10年など深刻な起訴罪に値する」と声明で警告した。
昨年、国内でイチゴに針などの異物が混入する騒ぎが100件以上が発生し、生産農家らを酷く動揺させた。多くがやらせや模倣犯罪であったが、連邦政府も大急ぎで罰則を重くした。生産高は8%減、およそ1,200万ドルの損失となった。イチゴ生産業界には、不正開封防止装置付きの入れ物用35万ドルなどを含む100万ドルが支援された。