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連邦予算案への抗議デモ 全国で展開

【シドニー18日AAP】   先頃発表された来年度の連邦予算案に反対する抗議デモが18日、全国各地で行われた。

シドニー中心で行われた抗議集会にはおよそ1万人の市民が参加。「アボット(首相)は国会から出ていけ」などと書いたプラカードを持った人々がデモ行進を行った。参加者の一部が道路のど真ん中に座り込み、警察が強引に退去させるなどした。13人が逮捕された。

この集会に参加したグリーンズのミルン党首は、「アボット首相は上院の賛成を期待しているのであろうが、若者や生活補助受給者、病人などへの助成金を大幅にカットしたこの予算案を受け入れることはできない」と強く述べた。

メルボルンの抗議集会にも1万人以上が市内中心に集結。大渋滞を巻き起こした。アデレードでは5000人が抗議のデモ行進を行った。ブリスベンでの集会の主催者は、「与党は、予算案は国民の生活向上につながるというが全くの嘘だ」と叫び、参加者から賛同を得ていた。

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