【シドニー20日AAP】 気象庁は20日、冬に入ってからエルニーニョ現象が起き、干ばつなどの被害が継続するとの予報を発表した。
気象庁が出した最新のエルニーニョ現象報告によると、2014年、同現象は7割の確率で、8月までに起こるとみられている。オーストラリア南部や東部などでは雨が引き続き少ないとの予報。また、冬から夏にかけてオーストラリア南部では高温の日が続くとみられていて、特に南東部ではブッシュファイヤーが今年も多発するとされた。
一方で、エルニーニョ現象のおかげで来夏は熱帯性サイクロンの発生数が減少し、さとうきびやマンゴーなど乾燥地帯で育つ野菜の豊作が見込まれている。
オーストラリア南東部では5月に入ってから暖かい日が続いていて、メルボルンでは、5月における20度を超えた日の数がこれまでの記録と同数に、またシドニーでは記録を更新した。