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ナイツ、ティンクラー氏退任で再出発

【シドニー23日AAP】   ラグビーリーグのニューカッスル・ナイツは、ネイサン・ティンクラー氏のオーナーシップが正式に終了し、ナショナルラグビーリーグ(NRL)での存続をウェイン・ベネット氏とウエスツ・グループに期待することになる。 

ティンクラー氏は23日、自身のハンター・スポーツ・グループ(HSG)がこれまでいかにニューカッスルに利益をもたらしてきたか、また経営権の譲渡交渉をナイツ・メンバーズ・クラブが時間をかけて遅らせてきたと非難する声明を発表して、正式に退任した。

同氏の退任は歓迎されてはいるが、しかし、数百万ドルに上る負債を含め、多くの問題を抱えたナイツの先行きは、選手やスタッフにも不透明なままだ。

ナイツ・メンバーズ・クラブのニック・ダン代表は、プレミアーシップ7回の勝利を誇るベネット氏を監督とし、再建には地元クラブであるウエスツ・グループの経営協力が不可欠とした。

ナイツの前経営責任者であるスティーブ・バラストン氏は、ナイツのティンクラー氏なしでの成功を確信し、チケットや商品販売、スポンサーシップを含むニューカッスルの地域コミュニティとの交流を再び育むことができると語った。

なお、ティンクラー氏がオーナーを務めるAリーグクラブ、ニューカッスル・ジェッツは、今回のナイツの経営者交代による影響はないという。

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