【キャンベラ26日AAP】 アボット連邦首相は、公的な立場で受け取った贈り物に関する報告書を公費納金所に提出した。妻や娘が受け取った贈り物も含まれている。
首相が提出したのは3ページにわたる報告書で、国内・海外で受け取ったプレセントのリストが含まれている。うち23の物品が妻と娘達に対するものであった。
中には、首相の娘ブリジェットさんがデザイナーから受け取ったファッションショーのチケットとドレスがあり、ブリジェットさんはこれらを手放さなかったので公費納金所に対して20ドルを支払った。また、アボット首相は日本の安倍首相から贈られたシマノの高級自転車について、2475ドルを公費収集所に支払った。
注目を集めているのは、2011年に娘フランシスさんが服飾専門学校から6万ドルの「学長奨学金」を受け取り、現在はメルボルンにある同校で勤務していること。同校の学長はアボット首相の旧友で、野党時代から自由党に寄付してきた背景があることから、この奨学金も公的な立場で受け取った贈物に該当するのではないかとされていたが、アボット首相はこの奨学金を報告書に記載しなかった。