【ニューヨーク26日AAP】 連邦政府のモリソン首相は国連でスピーチを行い、気候変動対策を訴える活動家やメディアが、オーストラリアの取り組みについて“完全に謝った”情報を広めていると非難したことが分かった。ただ、労働党は首相が真実を正しく理解していないと批判した。
さらにモリソン首相は、報道陣に対し「批判する活動家たちが、どこから情報を得ているかも分からない、どこかで読んできたものかもしれない」と述べた。ただ、独立非営利団体の気候カウンシルは、モリソン首相が国連で行ったスピーチは、“とんでもないたわごと”と強く批判している。
モリソン首相は国連で、2030年までに排ガスの排出量を26~28%削減し、2005年を下回る水準まで引き下げることを目標に対策に取り組んでいるとして「信頼性のある、公平な、信頼できる、達成可能な目標だ」とアピールした。