【メルボルン31日AAP】 世界禁煙デーの31日、メルボルンのビクトリア州がん協会で、フィオナ・ナシュ連邦保健相補佐により460万ドル規模の反たばこ広告キャンペーンが開始された。
同相補佐によると、毎日喫煙する18歳以上のオーストラリア人は、2001年の22.4パーセントから11/12年度の16.3パーセントと著しく減少したが、地方や文化的・言語的に多様な集団、アボリジニやトレス海峡島嶼民など喫煙がより定着している社会でのさらなる努力が必要だという。
ビクトリア州がん協会のハーパー会長は、喫煙率の低下には教育が不可欠と述べ、困難な財源下で本キャンペーンを達成したナシュ同相補佐を祝福した。
たばこは、防ぎ得る死や病気の主要原因の一つである。毎年1万5000人以上のオーストラリア人が亡くなり、社会・経済コストは年315億ドルと見積もられる。