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貧しい年金受給者、処方薬を密売

【ブリスベン7日AAP】   生活のやりくりに苦しむオーストラリアの年金生活者が、処方された薬剤を麻薬中毒者や売人に売っており、鎮痛剤の中には一箱4,000ドルにもなるものもある。

地元紙クーリエ・メイルによると、麻薬の売人が脆弱な高齢者を狙って薬局の外で近づいてくると、QLD州の医師たちが警告している。

ハービー・ベイのGP(一般医)であるトレイチェル医師は、昨年、薬剤の販売をした6人の高齢患者に、診療所への通院を禁止したという。

最も望まれる薬剤は、オピオイド錠剤のMSコンチンとオキシコンチン、そしてフェンタニルパッチで、一般的に慢性痛やがん治療用に処方されている。

麻薬及び重大犯罪課のフロスト巡査部長は、高齢者も含めすべての年代の人々が処方薬売買の罪で捕まっていると話し、78歳の年金者が生活がきついからといって、処方薬の販売に手を出すことは言い訳にならないと加えた。

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