【キャンベラ15日AAP】 連邦政府は、内戦が悪化を続けるイラクにいるオーストラリア人に対して、速やかに出国するよう呼びかけた。
イスラム教スンニ派の過激派組織「イラク・レバント・イスラム国(ISIL)」はイラク北部を制圧。その後南進を続け、首都バグダッドまであと80キロの地点にまで近づいている。
ビショップ外相はテレビのインタビューで、「バグダッド空港はまだ閉鎖されておらず、旅客機も離発着している」と述べ、イラク国内にいるオーストラリア人に対して即刻国外に出るよう呼びかけた。
米国のオバマ大統領は空母をペルシャ湾に配置する命令を出した。アボット連邦首相は、現地での米軍の動きを見てから今後のオーストラリアとしての対応を決めたいとした。