【キャンベラ7日AAP】 国内のオンライン・セキュリティーの監視機関によると、10分に1回の割合でサイバー犯罪の通報があることがわかった。
監視機関であるオーストラリア・サイバー・セキュリティー・センターが、7月に新しいウェブサイトを開設したところ、これまでに1万3500件以上のネット犯罪の通報があり、調査結果によると、ネット犯罪による平均被害金額は700ドルだという。
最も多い犯罪は、銀行からと名乗るメッセージからリンクをクリックさせて、オンライン・バンキングの情報などを聞き出す手口だという。
VIC州の被害数が最も多く、QLD州とNSW州が僅差で並んでおり、NT準州が最も少なく、被害者の3分の2以上が25歳から34歳の年齢層だった。
被害の対策として、出来るだけソフトウェアをアップデートする、デバイスごとに違うパスワードを設定する、ソーシャルメディアのアカウントのプライバシー設定をオンにするなどが挙げられる。