【シドニー20日AAP】 リアム・ナイト君(18)は、2013年1月、友人の18歳の誕生日パーティーに乱入したゲートクラッシャーによって3メートルの鉄筋を頭蓋骨に刺され、5時間の救命手術を受けた。
DSとのみ知られる加害者の少年に対する判決審問で、兄弟のシェーンさんが読んだ被害者供述中、リアム君は事件の夜が「僕の人生をズタズタにした」と述べた。話すことを再び練習したリアム君は、自意識過剰で、将来の職業や自立した生活、恋愛に対し自信が持てないと話した。
シドニー北部フォレストヴィルの誕生会で、当時17歳のDSは家のフェンスをよじ登り小屋の屋根に上った。憤慨し酒に酔ったDSは、パーティーの参加者めがけて建築材を投げ始め、その後、リアム君の頭蓋骨に鉄筋を突き通した。事件当時DSは保釈中だった。
誕生会を開いた少年の父親は、リアム君を生涯にわたる障害から守れなかったことに、深い悲しみと敗北感を覚えると裁判で話した。これを聞き、DSは泣きながら「言葉にしようがないほど申し訳ない」と話した。
裁判外で、リアム君はDSの悔恨を信じ謝罪を受け入れると話したが、まだ腹をたてている。
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ロナルド・ソロモン判事代行は、8月の再審議におけるDSの判決内容は相当なものになるだろうと話した。