【メルボルン21日AAP】 高齢者と女性の雇用を守ることがオーストラリアの高齢化問題克服に役立つと、ケビン・アンドリュース社会サービス相が話した。また、オーストラリアと移民元の両国に利益をもたらすよう規則的な移民の流れも保つ必要があるという。
メルボルンで行われたC20会議で同相は、高齢化人口がすべての先進国の予算に圧力をかけると発言した。
同相は21日、政府は社会で過小評価されている集団の、労働力参加強化について考える必要があり、これには熟年や障害を持つ求職者の労働参加率に特別な留意を払うことも含むとした。また、出生率を支持する一方、女性の教育や労働社会への参加も向上させなければならないと述べた。さらに、移民制度を通した熟練・半熟練労働者の規則的な流れも、移民元・移民先両国の支援となり、同制度は経済と人道的結果両方をもたらすよう考案されるべきで、それが可能なはずだとした。
11月にブリスベンで予定されているG20首脳会合での議題に同問題を提起するため、C20会議では市民社会に関する専門家を国内外から招集した。