【シドニー21日AAP】 卑劣で嫌悪すべき襲撃とNSW州政府が呼んだ人種的中傷で、シドニーにあるウクライナの教会は神聖を汚された。
21日朝、シドニー西部リッドコムのセント・アンドリュース・ウクライナ・カソリック教会はスプレー式塗料で汚されていた。汚損行為の中には、ナチスのかぎ十字章の記号と「ファシストの裏切者」のメッセージがあった。
サイモン・クジュ神父によると、同教会は、第二次世界大戦でナチスと戦ったウクライナ人を一部追悼している。不快な犯罪行為にも関わらず、日曜礼拝で落書犯人のために祈ると教会側は話す。
ウクライナ協会オーストラリア連合のピーター・シュミゲルさんは、事件をオーストラリアの多文化・民主主義を中傷する行為だと話した。ビクター・ドミネロ地域社会・市民権相も、まったく許されない行為だと述べた。
教会は、汚損事件を警察に通報したという。